2010年夏にヘルシンキを旅した際に、なにげに立ち寄ったフィンランド国立近代美術館 Kiasma。これが国営の美術館で陳列するものなのか?という驚きの作品が一杯。
一番強烈な印象を持った作品は、以下の光景です。
そんな風変わりな作品が満載の美術館 Kiasma。懐が深くて感嘆しました。
フィンランド語のKiasmaは、英語ではchiasmaです。日本語では交叉。人の体、特に脳神経系では、視神経交叉のことをoptic chiasmaと言います。目(網膜)から入った情報(電気的刺激)が左右の視神経を通り、一旦、その左右の視神経は交叉して、また2つの視神経になり、その行き着く先は、後頭葉の一次視覚野(ブロードマン17野)です。
このような視神経交叉は、神経線維の整然とした交叉ですが、一方、例えば渋谷のスクランブル交差点のように、一見ばらばらの個体が、実は全体としては整然とした体をなす場合もあり、これも、言ってみれば、Kiasmaでしょう。
このウェブサイトの根幹部分を担当している3名は、いろいろな能力、経験、知識、やる気を持った人達の集団であり、それらが交わることにより良い物を生み出してゆく、チームキアズマ(Team Kiasma)を構成しています。画像データに毛が生えた、そのような斬新なシステムの創出を目指して邁進中です。
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