毎年、7月最終週の月曜から木曜まで、4日間のコースになります。ヒト神経疾患の病理標本を実際に手にとり実際に顕微鏡で観察するハンズオン形式の実習を通し、診断法、病態の理解などについての基本的スキルを養うことを目的とするカリキュラムです。
また、脳神経病理データベースに搭載しているデジタルデータをPCによってバーチャル体験するデジタルパソロジー実習も行います。体験する標本は、脳形成異常から老年期脳障害まで幅広い疾病カテゴリーを網羅しており、短期間で多くの疾病を体験することができます。
受講者各人に1台の顕微鏡が用意される他、ディスカッション顕微鏡による個別指導、及び、バーチャルスライドによるデジタル画像データベースを活用したデジタル研修法を導入することにより、実習効率の向上を実現しています。受講者は、病理診断に関わる医師、神経系の専門医を目指す臨床医、神経疾患の病理形態学に興味のある研究者であれば、得るものが大きいと思います。東京医師アカデミーの研修医の参加も歓迎します。
神経病理解析室 | 新井信隆(総論・脱髄・感染症等) |
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小島利香(デジタルパソロジー) | |
関絵理香(染色法・細胞病理) | |
埼玉医大病理診断科 | 石澤圭介(神経変性疾患) |
防衛医大法医学教室 | 原田一樹(頭部外傷等) |
神経病理解析室 | 植木信子(Webコーディング) |
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八木朋子(WSI教材作成) |