公益財団法人東京都医学総合研究所 神経病理解析室

発表データ / リモートパソロジー実習 開催報告

横浜市立大学 リモートパソロジー実習 開催報告

平成27年11月27日(金)に横浜市立大学医学部分子病理学教室でリモートパソロジー実習を行いました。受講者は医学部の5年生で、約90人の方が受講しました。

実習を行うにあたり、脳神経病理データベースに大学のグループルームを事前に作製し、受講する学生一人一人に個別にログインアカウントを配布しました。

ルーム内には講義資料の他に、中枢神経系の組織や細胞別の病理像を学習出来るコンテンツが用意してあります。

当日は全員がスムーズにログインでき、簡単にデータベースの使用法などを説明した後は思い思いにそれぞれバーチャルスライドを体験しました。
アルツハイマー病やパーキンソン病など、いくつかの疾患と代表的な病理像のバーチャルスライドを搭載し、疾病の解説、観察のポイントを把握したうえで、バーチャルスライドで病理像の観察を行いました。

バーチャルスライドを観察した後はルーム内にあるテストに回答し、理解度を確認しました。テストは5択の択一問題を20問用意し、Web上で回答を提出します。管理者は提出時間や回答、偏差値といった情報を個別に確認でき、学生の理解度を把握することが出来るようになっています。

実習後のアンケートには画質の良さや解説がわかりやすいなどの意見が多く、またバーチャルスライドのシステムが画期的で面白いという意見も頂きました。

今後の学習にぜひお役立て頂ければと思います。

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